木の生命をより永く、その価値をより高く
MASATOSHI
KINOSHITA
木下 真利
木下林業株式会社
代表取締役
平成8年3月 札幌第一高等学校卒業
平成12年3月 日本大学生産工学部建築工学科卒業
平成21年1月 木下林業株式会社入社
令和 2年9月 木下林業株式会社代表取締役社長就任

木の生命をより永く、その価値をより高く

木の寿命はどれくらいか、知っていますか?

今の木材市場では、大きく成長した木でも合板材やチップのような低単価で短命な用途が多いという現状があります。

 

いま私が製材しているのは、祖父が50年以上も前に植えた木です。

三世代にわたり手入れをしながら大切に育ててきた木には、その年齢に見合った寿命を全うさせたい。

そのために、1メートルもの大径木から間伐材まで、ミリ単位での多様な寸法と特殊な用途に対応できる製材を行っています。

創業100周年を機に、自社の山から得た木を使って社屋を新築しました。

構造材から内装、外壁、そして断熱材まで、会社に集まった様々な木々を適材適所で活かし、北海道の自然素材と職人技を結集させました。この社屋は、木が持つ可能性の証しでもあります。

 

国土の約7割を森林が占める日本ですが、使用されている木材の約8割が輸入材であり、国産材が生かされていません。

地域の気候風土や暮らしに最も適した木は、その地域で育った木です。

自分たちが住む地域で育った木で建てられた家がもっと増えるように、山と家をつなげていきます。

 

植えて、育てて、収穫して使い、また植える。

先祖から受け継いだ山の循環を、ひとまわり大きく、多様な循環へと広げていく。

そんな挑戦に共に取り組める仲間が、ここにはいます。

 

木下林業株式会社

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