しあわせ と やさしさ

僕は東京で建売住宅からデザイナーズ住宅、社寺建築まで様々な現場に携わらせて頂きました。色々悩み葛藤する中で一つの明確な目的が見つかりました。

それは、「住む（つかう）人が今より少しでも「しあわせ」になってほしい」。たとえ大工技術の見せ場など無くても「あなたに頼んで良かった」の一言ですべてが報われます。

「しあわせ」と深く通じるものに「やさしさ」があると思います。人への「やさしさ」。自然への「やさしさ」。やさしさ無しに本当のしあわせは無いと思います。

そのためにも家づくりにはなるべく人間と波長が合い環境負荷の少ない素材、すなわち木や土等自然の状態になるべく近い状態の素材を使うのが適していると考えます。

北海道は気候等本州と比べ自然素材だけで家をつくることのハードルは高いですがそこは僕たち職人の努力と技術によって良いものを作っていけると思います。

斜里町を中心に地元の人の選択肢の一つになれたら幸いです。